手動晴れスイッチトリパ (ダブル)
ポケモン | 特性 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
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ラティオス | ふゆう | りゅうせいぐん | サイコキネシス | にほんばれ | まもる | ドラゴンジュエル |
霊獣ランドロス | いかく | じしん | いわなだれ | ばかぢから | とんぼがえり | こだわりスカーフ |
マニューラ | わるいてぐせ | れいとうパンチ | つじぎり | けたぐり | ねこだまし | きあいのタスキ |
ドータクン | ふゆう | サイコキネシス | スキルスワップ | にほんばれ | トリックルーム | たべのこし |
ヒードラン | もらいび | ふんか | ねっぷう | だいちのちから | まもる | ほのおのジュエル |
トリトドン | よびみず | だいちのちから | れいとうビーム | みがわり | まもる | じめんのジュエル |
主な成績
- 第30回あんぐらオフ ベスト4
(ただしこのときはトリトドンの枠がモロバレル) - ダブルレート 最高1800くらい
- 勝率80%くらい
原型までさかのぼると2012年11月くらいから使っているパーティ。「噴火ヒードランを使ってなにかしよう」というのが構築の発射点で、所持している個体が最遅のものだったのでトリックルームを絡めたものにしようと考えました。
ヒードラン構築といえばスキルスワップを覚えたクレセリアが真っ先に思い浮かびますが、トリックルーム下でトリトドンに先制できないのはいかにも窮屈だと感じたので、ドータクンの採用を決定。
これによってトリトドン、ついでにドサイドンやガラガラなどよりも先に日本晴れやスキルスワップを撃つことができるようになったので、かなり立ち回りに幅を持たせることが可能となりました。
ヒードラン、ドータクンの2体が決定したところで鋼タイプが並んだことに気づきます。そこで先発の軸をラティオスと霊獣ランドロスとすることにしました。
この2体の横の並びはとても優秀で、ほとんどの相手に優位をとっていくことができますが、上からのドラゴン技や氷技にはめっぽう弱いです。
しかし、控えに鋼タイプを2枚配置することにより、容易に受け回すことが可能となってしまったのです。「ワオ!」もしくは「フゥ~!」と声に出したくなる相性補完ですね。
こうして先発ラティランド、後発ドータドランがこのパーティの要と決まりました。
ここまでで格闘の打点が足りないので格闘ポケモンを採用しようと考えましたが、なにを選んでも負けん気トルネロスがきつくなって吐きそうになるということで、純粋な格闘ポケモンではないですが、それっぽい動きをすることができるマニューラを採用することにしました。
トルネロスを冷凍パンチで処理することができるうえ、スカーフバンギラスに先制できたり、ラティオス、霊獣ランドロス、クレセリアといった現環境の主流ポケモンに抜群をとることができるなど、想像以上のポテンシャルを秘めたポケモンであるというふうに感じました。
格闘枠として考えるにはちょっと柔らかすぎる感もありますが、トリックルームを展開していくパーティなので、さっさと退場してくれるのもひとつのメリットとして考えることができます。
最後に、日本晴れを2体に仕込んでいるとはいえ対雨がまだまだきついので、6体目はトリトドンとしました。
最初はモロバレルを採用していましたが、第30回あんぐらオフでベスト4となったとき、一日を通して一度もモロバレルを選出しなかったので、「もしかしたらこのひとは必要ないのかもしれない」という天啓を得て、最終的にこの形となりました。
結果としてトリパ耐性は若干落ちましたが、きつめだったバンギラスやギャラドス、スイクンなどに対抗する手段が増えたうえ、モロバレルに期待していた対雨性能もむしろ向上した感すらあるので、この変更は大正解でした。なぜモロバレルを採用していたのか、いまとなっては理解に苦しむレベルです。
そんな感じのパーティです。なにげに命中90%未満の技を採用していないので、一方的な運負けというのが起こりづらく、また、基本的な立ち回りが「最初に高速ポケモンで殴って、あとは後発でトリル晴れ噴火で一掃するだけ」という作業化もしやすいものなので、「安定して勝つ」をちょっとだけ実現することができたパーティだと思っています。
個別解説
ラティオス(おくびょう)
配分: H156(4)-Ax-B100-C182(252)-D130-S178(252)
このパーティの最大の勝ち筋は「ヒードランの噴火を通す」ことにあるので、その障害となりやすいウォッシュロトムやトリトドン、格闘ポケモンなどをラティオスで処理することを最優先とします。また、一見すると無天候パーティなので、相手が雨パの場合はトノグドラを先発で出されやすいのですが、マニューラの猫騙しとあわせて日本晴れを展開していくことによって優位をとっていくことができます。ただ、そこでハッサムを繰り出されてしまうと若干きつくなってしまうので、目覚めるパワー炎を仕込んでみるのもおもしろそうですが、格闘ポケモンに対する安定したダメージソースであるサイコキネシスもなかなか切りづらく、そこはもう好みの世界ですね。
霊獣ランドロス(いじっぱり)
配分: H173(68)-A216(252)-B110-Cx-D100-S135(188)
- 最速70族+1
貴重な威嚇要員。どんな状況でも仕事ができるポケモンなので、無理に動かさずに蜻蛉返りや交代を繰り返しているほうがいいと思います。そのための後発ドータドランです。火力面ではラティオスやマニューラの微妙に足りない火力を補う岩雪崩や蜻蛉返りがめっぽう強く、特性の威嚇とあわせてさまざまなポケモンのベストパートナーとなりうる存在感を持っていますね。
マニューラ(ようき)
配分: H146(4)-A172(252)-B85-Cx-D105-S194(252)
先述のとおり負けん気トルネロスに強い格闘枠として採用。広い攻撃範囲を活かした削り役として動かしていきます。最速で猫騙しを撃てるのも優秀で、相手の猫騙し持ちに邪魔をされずに日本晴れやトリックルームを起動することができるのもいいですね。とにかく現環境に刺さっているポケモンなので、ほとんどの場合は腐らずに仕事をしてくれる頼もしい存在です。相性的に厳しいメタグロスやハッサム、シュバルゴなどは後ろのドータクンとヒードランの組み合わせでどうとでもなりますので、このパーティの格闘枠としては最善であると感じました。
ドータクン(なまいき)
配分: H174(252)-Ax-B155(148)-C99-D165(108)-S34
- D11n
- C216シャンデラのダブルダメージ珠熱風を確1耐え
100%近い選出率を誇る後発の要。安定した耐久からほぼ確実にトリックルームを展開し、ヒードランを全力でサポートしていきます。鋼・エスパーというタイプはラティオス、霊獣ランドロス、マニューラの逃げ道として最適解に近く、ここはクレセリアではなくドータクン以外にありえないとすら思えるようになってきました。攻撃技については、当初は重たくなりがちなバンギラスを削ることのできるラスターカノンとしていましたが、最終的には格闘や水ポケモン相手にも腐らないサイコキネシスに落ち着きました。
ヒードラン(れいせい)
配分: H191(196)-Ax-B134(60)-C200(252)-D126-S73
このパーティのメインアタッカー。最大火力である晴れジュエル噴火はバンギラスでさえも受け出しを許さない驚異的な火力を誇り、ひとたび連打できる体制に入ってしまえば勝ちは半ば約束されたようなものですし、当然そこを目指していくのが基本的な立ち回りとなります。ひとたび日本晴れとスキルスワップが決まってしまえば格闘技以外で致命傷を負うことはなくなり、その格闘ポケモンにドータクンが強いという横の並びは「ヒューヒュー」の一言ですが、エスパー技でダメージを与えられないズルズキンはとにかくきついので、相手の選出や立ち回りを見て素早さを見極め、がんばって噴火を通しましょう。
トリトドン(れいせい)
配分: H217(244)-Ax-B91(20)-C157(244)-D102-S39
- A187メタグロスの2段階アップ思念の頭突きを乱1耐え(93.7%)
- C182ラティオスの珠流星群を確1耐え
水ポケモン全般やバンギラスに対するカードとしての採用。これまでの5体では重たくなりがちだった部分のほとんどを解消してくれたので、補完としてはこれ以上ない選択でした。メインウェポンの大地の力とそれの通らない相手への有効打となる冷凍ビームは確定で、あとはニョロトノやウォッシュロトムの持つ不意の目覚めるパワー草が怖いので、様子見であわよくばアドバンテージを得ることができる身代わりを入れてみました。また、トリックルームの限りあるターン数を有効活用できるように、持ち物を大地のジュエルにして決定力を持たせています。