ガブキッスあられスイッチトリパ(ムーバー解禁前トリプル)
ポケモン | 特性 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
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ガブリアス | さめはだ | ドラゴンクロー | じしん | いわなだれ | どくづき | こだわりハチマキ |
トゲキッス | きょううん | マジカルシャイン | エアスラッシュ | かえんほうしゃ | はどうだん | こだわりメガネ |
ユキノオー | ゆきふらし | ふぶき | エナジーボール | こおりのつぶて | まもる | ユキノオナイト |
ニャオニクス | いたずらごころ | ねこだまし | いばる | あまえる | ファストガード | オボンのみ |
カポエラー | いかく | インファイト | フェイント | ファストガード | ワイドガード | ゴツゴツメット |
サマヨール | おみとおし | ナイトヘッド | おにび | かなしばり | トリックルーム | しんかのきせき |
主な成績
- XYシーズン1 トリプルレート 最終2004
XYトリプル一発目のパーティ。トリプルのユキノオーには個人的に思い入れがあって、まずはこのポケモンから構築を始めようというのはずっと決めていました。
メガシンカという強力な武器を手にした今、このポケモンのポテンシャルをもっとも発揮できるのはトリックルームパーティであることは自明であり、使い慣れているスイッチトリパの形をとることに。また、せっかくユキノオーを使うなら全体のコンセプトも「ひたすら高火力全体技を押しつける」というものにしたかったので、さまざまな相性を考慮した上、鉢巻ガブリアスと眼鏡トゲキッスを非トリックルーム下の軸に据えました。
ガブリアス、トゲキッス、ユキノオーの3体で相手全員のHPを削りきることは充分に可能であると考え、残りの3体は相手の行動を制限し、場をコントロールできるニャオニクス、カポエラー、サマヨールを採用。図らずもアタッカー3体、サポーター3体という綺麗な構成になりました。
たまたまの結果ではありますが、ダブルに続いてレート2000を記録することができました。特に好んで遊んでいるダブルとトリプルの2ルールでレート2000に到達することをひとつの目標として掲げていたので、運よくクリアできてよかったです。
個別解説
ガブリアス
ラティオスやクレセリアのいない環境ではこれほどまでに使いやすいのかと驚かされる最強の物理ドラゴン。霊獣ランドロスのいない現在、全体的に通りやすくなっている電気の一貫性を消せるほぼ唯一の高種族値ポケモンということで個人的にも評価は高いです。基本的にはトゲキッスの隣に置いて、マジカルシャインと合わせて倒せそうな技を選択していく形となります。等倍相手でも充分な殺傷能力を発揮する鉢巻ドラゴンクローや、サーナイトくらいなら余裕を持って沈めてしまう鉢巻毒づきもなかなか強力でした。
トゲキッス
あのバンギラスですら受け出しすることは許さない眼鏡マジカルシャインの火力はただごとではなく、ガブリアスと並べることで中速以下のポケモンにはワンチャンスすら与えない支配力を発揮することができます。また、トゲキッスといえば天の恵みがあまりにも有名ですが、基本的にはマジカルシャインしか撃たない構成なので今回は強運を採用してみました。中央から相手3体に技を当てた場合、およそ42%の確率でどれか1体の急所に当たるというのは運ゲーと呼ぶにはあまりにもこちら側に分のよすぎるもので、急所の出方によっては一方的なゲームになることもままありました。
ユキノオー
トリックルーム下でのエースアタッカー。メガユキノオーはメガポケモンの中でも特に評価しているポケモンの一体で、その強さをものすごく適当に表現すると「反動のない命の珠と黒い鉄球を持った、火力と耐久すべてに努力値を振ったユキノオー」といった感じでしょうか。ユキノオー時代の貧弱さは見る影もなく、極めて高い火力と耐久をもってして相手を殲滅するその姿は、永遠の宿敵であるバンギラスを彷彿とさせます。
ニャオニクス
悪戯心ファストガードで相手の猫騙しを確実に防いで、ガブリアスとトゲキッスの行動を保証していきます。また、ゲッコウガなどの高速ポケモンを止めることができる猫騙しと、物理ポケモンを機能停止させる甘えるも、パーティの弱いところをうまく補っているように思えたので採用。残り1枠はまったくシナジーしているようには見えない威張るを選択しました。あまり美しいとはいえない技ですが、一度でも行動を妨害することができれば鉢巻地震や眼鏡マジカルシャインなどの高火力を通すことができるため、今回のパーティでは確実に勝率を引き上げる技になっていると感じました。
カポエラー
特性の威嚇と、フェイント、ファストガード、ワイドガードを駆使して場をコントロールしていきます。めずらしく猫騙しを使わない型となりますが、全体技を多用するパーティなので相手のワイドガードを叩き割ることができるフェイントはどうしても欲しい技で、自身やユキノオーの最大の天敵であるファイアローのブレイブバードから身を守るファストガード、味方のガブリアスの巻き込み地震を防ぐワイドガードも極めて優先度の高い技となるため、今回はこのような構成になりました。本当は猫騙しを覚えさせる前に進化させてしまった可哀想な子だったのですが、そのおかげでこのようなしっくりくる構成に辿り着くことができたのは怪我の功名でしたね。
サマヨール
トリックルーム要員の選択肢はいくつかあると思うのですが、今回はサマヨールを採用。驚異的な場持ち性能を活かしてトリックルームを展開していきます。初見殺しアイテムを見抜くことができる特性のお見通し、安定したダメージソースであるナイトヘッド、物理ポケモンを機能停止させる鬼火と、ことごとく強力な要素で構成されたポケモンなのですが、特に強いと感じたのが金縛りという技でした。いかにも厳しい相手でも金縛りで相手の行動を制限することで縛り関係を逆転させて、こちらのアタッカーポケモンを動かしやすくできるのが本当に便利で使いやすかったです。