リザバナ誓いスイッチトリパ(全国ダブル)

リザードン フシギバナ クレセリア

ドサイドン   霊獣ランドロス  ボルトロス

ポケモン 特性 技1 技2 技3 技4 持ち物
リザードン もうか ほのおのちかい ねっぷう きあいだま まもる リザードナイトY
フシギバナ ようりょくそ くさのちかい ヘドロばくだん ねむりごな まもる きあいのタスキ
クレセリア ふゆう サイコキネシス れいとうビーム てだすけ トリックルーム オボンのみ
ドサイドン ハードロック じしん いわなだれ アームハンマー まもる じゃくてんほけん
霊獣ランドロス いかく じしん ストーンエッジ いわなだれ ばかぢから こだわりスカーフ
ボルトロス いたずらごころ 10まんボルト でんじは ちょうはつ まもる ゴツゴツメット

 

リザードン、フシギバナ、クレセリア、ドサイドンの4体を主軸とし、マニューラ、テラキオンを加えた形で「第17回 ポケモンアリーナオフ」ベスト4、霊獣ランドロス、ウォッシュロトムを加えた形で「第33回 あんぐらオフ」準優勝、そして霊獣ランドロス、ボルトロスを加えた形で「XYシーズン5 ダブルレート」最終2055を記録。また、Cooさんにパーティの原案を提供して、「第24回 がにゅーオフ」優勝という結果を残していただきました。

環境の中心に居座り続けているガルーラや霊獣ランドロスを上からワンキルできる手段はないかと模索したところ、特性で強引に上をとってから晴れ状態での「ほのおのちかい」のコンボを叩き込めるリザードンとフシギバナという組み合わせを発見。ここから構築を始めてみることに。

リザードン フシギバナ

あまり全国ダブル環境の最前線で使われる技ではなかったため、「おもしろコンボの域は出ないんじゃないか」と構築段階では半信半疑でしたが、いざ実戦に投入してみると「等倍であるならほぼ全てのポケモンを問答無用でワンキルできる」というのは非常に強力で、また、使用している当時は「ほのおのちかい」の火力を想定しているプレイヤーが少なかったことから、ことごとくコンボを決めることができたのは爽快の一言でした。

この2体だけでは厳しい相手(主にファイアロー、バンギラス、ガブリアス、「でんじは」を使用してくる化身ボルトロス、「おいかぜ」で上を取ってくるパーティなど)をカバーするために後発にはクレセリアとドサイドンを採用してスイッチトリパの形を取ることに。上からはリザードンとフシギバナの誓いギミックで、下からはドサイドンの全体技で攻め立てる二段構えのパーティとなりました。

クレセリア  ドサイドン

いわゆる「リザバナクレセドサイ」を主軸に据え、残りの2体をどう組み込もうかと考えたとき、まず最初に浮かんだのがマニューラとテラキオンでした。リザードンとフシギバナの2体を先発で選出するのが難しいと判断したときに別の強力なギミックを展開できるようにしたかったためです。

  マニューラ   テラキオン

「ふくろだたきコンボ」をチラつかせることで選出読みがいくらか容易になることや、中速以下のパーティに対しての勝率確保、対策していても面倒くさい存在であることには変わりないガルーラに対する強力なカードになると考えましたが、「リザードン、フシギバナ」「クレセリア、ドサイドン」「マニューラ、テラキオン」とそれぞれが独立しすぎた組み合わせで、選出の幅を広く取れないことが大きなデメリットと感じられたため、この形を最終案とはせず、よりよい2体を探すことに。

「リザバナクレセドサイ」にとらわれない柔軟な選出をしなければならない、そう考えたときにまず組み込まれたのが霊獣ランドロス、そのひとでした。どのパーティにも自然と入ってきてしまうという当代随一の汎用性はここでも健在で、これまで薄めだった物理ポケモン全般に対する牽制、そして「リザバナ」では突破しがたい炎ポケモンにダメージを叩き出せる存在ということで、確実な穴埋めをすることに成功しました。

霊獣ランドロス

5体までが確定したところでファイアローや水タイプのポケモンの対策がかなり薄くなってしまっていることに気づきます。そこでダメージソースと耐性の両方を確保できるウォッシュロトムを採用することにしました。積極的にダメージを取りにいく、いわゆる「ビートダウン」なパーティであるため、当初は数値の足りなさが気になっていましたが、「こだわりメガネ」を持たせることで問題は解消。あまり選出することはありませんでしたが、霊獣ランドロスと同様に的確な補完ポケモンとして機能したと思っています。

ウォッシュロトム

果たしてバランスの取れたパーティが完成したわけですが、実際に運用してみると「詰んでいるレベルで厳しい」相手が存在することが判明します。この手の「相手を殴り倒すこと」に特化したパーティに起こりがちな罠ではあるのですが、特に中速以下に固まったこのパーティだとドーブルがあまりにも厳しすぎました。「当たらなければどうということはない」という精神でやっていけないこともないのですが、「第33回 あんぐらオフ」でドーブルを4回引くという衝撃的な運のなさを露見してしまったので、しっかりと対策することに。

パーティのバランスを崩さずに自然と対策をするために、選出率の低かったウォッシュロトムを同じ電気タイプのボルトロスに変更。耐性面では若干パフォーマンスを落とす形になりましたが、その代わりに「でんじは」「ちょうはつ」によるゲームメイクという新しい展開パターンの獲得に成功。トリックルーム以外の素早さを操作する手段を得たのは大きく、選出や立ち回りに幅を持たせることができました。

ボルトロス

以上のような流れでパーティは完成と相成ったわけですが、どの構成でも一定の結果を叩き出すことができたのは「リザバナクレセドサイ」のポテンシャルの高さのおかげで、正直この4体だけで完成されている組み合わせと言っても過言ではありません。いつかも言った気がしますが、一番の推しポケモンであるリザードンを使って強いパーティを作るというのは長年の悲願であり、それを納得できる水準で達成できたのはなにより喜ばしいことで、これまで自分が構築したパーティの中でも特に思い入れ深いものとなりました。ORAS環境でも引き続きこのような満足感を得られるように頑張っていきましょう。

 

個別解説

リザードン

リザードン(ひかえめ)
配分: H183(236)-A-B98-C232(252)-D135-S123(20)

  • H221-D125までのモロバレルを[晴れ+ダブルダメージ]ねっぷうで確定1発
  • H168-D126までのヒードランをきあいだまで確定1発
  • H181-D120メガガルーラをきあいだまで乱数1発(81.3%)
  • A146ファイアローの[こだわりハチマキ]ブレイブバードを確定1発耐え
  • A177メガガルーラの[おやこあい]おんがえしを乱数1発耐え(1ターン後瀕死率:14.12%)
  • 準速S70族+1
  • 最速S61族-1

XY全国ダブル環境ではやはりガルーラが頭一枚抜けて強いと思っていて、当然各プレイヤーはガルーラに弱みを見せないパーティ構築に奔走するわけですが、その対策カードとして切られやすいモロバレルやクチート、ギルガルドといったいわゆる「ガルーラメタ」のポケモンに対して圧倒的な強さを見せることができる貴重なメガシンカポケモン。

今回は誓いギミックを搭載しているため、そこまで高い素早さを確保する必要はなく、火力と耐久にガツンと努力値を割いて突破力と安定性を確保。バンギラスを抜くべきかどうかは最後まで悩みましたが、メガシンカするバンギラスに天候を取られてしまう点がなにより苦しかったので、「いじっぱり」のキリキザンを抜いて、最速のバンギラスに抜かれるS123という数値に調整しました。これはCooさんが「第24回 がにゅーオフ」で使用した個体を大きく参考にさせていただいています。配分の逆輸入とでも言いましょうか。

技については、「ようりょくそ」状態のフシギバナの素早さから放たれる晴れ状態の「ほのおのちかい」という謎の超火力を軸に戦闘を組み立てていきます。それと全体技の「ねっぷう」、天候を晴れ状態にして有利な状況を確保するための「まもる」までは確定として、残り1枠は悩んだ末に「きあいだま」を選択しました。

当初はヒードランに対して安定する「めざめるパワー地面」を考えていましたが、後ろにヒードランが潜んでいるであろう状況での暴力的なまでの一貫性と、「リザバナ」の並びで突破しがたいサザンドラに対する役割破壊性能などを思うと、もはやこの技以外に選択肢はありえませんでした。基本的に撃ってはいけないのですが、厳しい対面を作られても「通れば勝ち」というワンチャンスを生み出すことのできる強力な「壊し技」として、ある意味では「ほのおのちかい」よりも大きな存在感を放った技であったと言えるかもしれません。

 

フシギバナ

フシギバナ(おくびょう)
配分: H155-A-B104(4)-C152(252)-D120-S145(252)

リザードンをサポートするベストパートナーポケモン。「ようりょくそ」状態からの無慈悲の誓いコンボ、あるいは「ねむりごな」で相手になにもさせない係のひとです。

なによりファイアローの「ブレイブバード」が厳しいので、パーティにマニューラがいたときは「バコウのみ」を持たせていましたが、常に急所に当たらないことをお祈りするゲームになってしまって精神的によろしくないので、持ち物は「きあいのタスキ」で大安定です。「とりあえず1ターンは生き延びられる」という安心感を盾に、「ねむりごな」ぶっぱなしなどの露骨なアドバンテージ取りに走れるのも強かったと思います。

性格については、「ブレイブバード」の反動ダメージ+「ヘドロばくだん」でファイアローを倒すことができる「ひかえめ」が強いと考えていましたが、相手の「おいかぜ」に対して先制できる確率を高められる「おくびょう」に落ち着きました。

 

クレセリア

クレセリア(なまいき)
配分: H223(220)-Ax-B150(76)-C122(212)-D165-S81

  • H168-D100までの霊獣ランドロスをれいとうビームで確定1発
  • H221-D112までのモロバレルをサイコキネシスで確定2発
  • A204バンギラスの[こだわりハチマキ]かみくだくを確定1発耐え
  • A177メガガルーラの[おやこあい]おんがえしをオボンの実込みで乱数2発耐え(2ターン後瀕死率:2.00%)
  • C222ギルガルドの[こだわりメガネ]シャドーボールを確定1発耐え

BW環境からの弱体化が囁かれているポケモンではありますが、伝説的なまでの数値受けは今もなお健在で、厳しい場面でもポイっと投げて「トリックルーム」を起動してドサイドンで〆、みたいないわゆる「スイッチトリパの勝ち方」を安定して実現できる唯一無二の存在だと思っています。他にも「じしん」を無効化できる、「てだすけ」でアタッカーのサポートができる、環境を席巻している霊獣ランドロスに対して最低限の耐性とワンキルの手段を持ち合わせている、といった具合に評価ポイントを挙げ始めたらキリがなく、このパーティにおける「トリックルーム」起動役はクレセリア以外に考えられませんでした。

 

ドサイドン

ドサイドン(ゆうかん)
配分: H207(132)-A211(252)-B150-Cx-D91(124)-S48

  • [てだすけ]アームハンマーでH200-B120までのメガガルーラを確定1発
  • A197霊獣ランドロスの[ダブルダメージ]じしんを確定2発耐え
  • 麻痺状態の最速S122族+1
  • 最遅S50族-1

「トリックルーム」状態における物理エースアタッカー。これまでのリザードン、フシギバナ、クレセリアでは厳しかったノーマル、飛行、岩などの耐性を一手に引き受けています。「リザバナ」のタイプ相性補完としてはこれ以上ない存在で、クレセリアと並んだときの強さはもはや言うまでもなく、「リザバナクレセドサイ」という組み合わせの完成度の高さを感じずにはいられません。

持ち物は「いのちのたま」「こだわりハチマキ」などで火力を増強、あるいは「とつげきチョッキ」で足りない特殊耐久を確保するといった選択肢もありましたが、「ほのおのちかい」による地形ダメージで微妙に足りない分の火力は補えていると考え、今回は「じゃくてんほけん」を採用。特性「ハードロック」と相性がいいこともそうですが、クレセリアの「れいとうビーム」やガルーラの「けたぐり」、霊獣ランドロスの「じしん」、そして晴れ状態での水技など、発動する機会には充分に恵まれているため、「トリックルーム」が終わるまでに勝負をつけたいドサイドンには非常にマッチした持ち物であると感じました。

素早さについては、「でんじは」で素早さを操作することもあるため、最遅ではなくS48に調整。麻痺を入れることでゲッコウガまでのポケモンを抜けるようにしました。「トリックルーム」状態で活躍できなくては意味がないので、クチートやマリルリに先制できるこの数値がギリギリであると考えています。

 

霊獣ランドロス

霊獣ランドロス(いじっぱり)
配分: H165(4)-A216(252)-B110-Cx-D100-S143(252)

誓いギミックを容易に展開できそうにない相手の場合は霊獣ランドロスを選出してスタンダードな立ち回りで戦いを組み立てていきます。主にリザードン、クレセリア、ボルトロスと並べて繰り出していきますが、どのポケモンと組ませてもある程度しっくりきてしまう汎用性の高さには驚かされるばかりです。

パーティ全体の弱点として高速ポケモンに対する迅速な処理ルートが欠けていると感じていたため、「こだわりスカーフ」を持たせてその穴を埋めさせることにしました。技については、タイプ一致の「じしん」、そして「こだわりスカーフ」型ではほぼ必須級だと考えている「いわなだれ」をまず確定として、ワイドガードで止まらずにガルーラ、サザンドラ、ヒードランといった相手に致命的なダメージを与えられる「ばかぢから」、特性「まけんき」のボルトロスに怯えて選出できなくなるという窮屈さが不愉快だったので、上からワンキルできる「ストーンエッジ」を採用しました。

 

ボルトロス

ボルトロス(ずぶとい)
配分: H186(252)-Ax-B127(204)-C145-D107(52)-S131

  • A194ガルーラの[おやこあい]すてみタックルを確定1発耐え
  • A216霊獣ランドロスの[ダブルダメージ]いわなだれを確定2発耐え

ドーブルをはじめとする変化技を多用してアドバンテージを取ってくる相手に対する対策カード。当初は半ば苦し紛れの採用でしたが、「トリックルーム」以外でのゲームメイクも可能になった、というのは非常に大きく、このパーティの選出や立ち回りの幅を広く持たせることに成功しました。

高火力の特殊技が飛び交うBW環境では性格「おだやか」のボルトロスが流行を見せていましたが、現環境では物理技を被弾することのほうが圧倒的に多くなったので、今回は「ずぶとい」で物理耐久に大きく努力値を割いています。技については、安定の攻撃技「10まんボルト」、そして採用理由でもある「ちょうはつ」「でんじは」までは確定で、あとは霊獣ランドロスやガブリアスに対するダメージソースとなる「めざめるパワー氷」や、あらゆる相手に一貫する技になりうる「いばる」なども考えましたが、「でんじは」を入れなければならない相手と対面する前に消耗してしまっては話にならないので、「まもる」を採用して場持ちをよくすることに。

持ち物は「ひかりのこな」を持たせてあらゆる相手を唖然とさせてきた暗黒の時代もありましたが、「リザードンやドサイドンで縛れるところまで相手を削る」とい仕事を課せられている枠でもあるので、「ゴツゴツメット」を採用して削り性能を高めることにしました。

2014年11月19日|XY,ダブル

書いているひと

おやつといいます。嘘とほんとうを書いていきます。

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